セミ
時雨しぐれコロナ死者への読経かな

 梅雨つゆがあけたらセミの大合唱が始まった。耳に響くジージーの合唱も死者への弔いかと心に響く。世界のコロナ死者は413万人を超え日本は1.5万人(7/23現在)。正に、今はコロナ大戦だ。

 「有名人コロナで死ねば怖さ知る」とは昔のこと。今は身近だ。

 1ヵ月前、目と鼻の先の一家で、老夫妻と娘、3人がバラバラの病院で、誰とも会わず話さず、白木の遺骨となって戻ってきた。受け取ったのは、1人残った長男で、彼は「1ヵ月間泣いて、泣けて泣いたが、よくもまあ涙が出たもんだ」と目を伏せた。無情。言葉を失った。

 そんな悲惨な話は巷に転がっている。倒産-失業-自殺増。その主原因は、不安定雇用=全労働者の40%を占める非正規雇用の実態にある。

 さて、1万円札の人物は福沢諭吉から渋沢栄一に変わるらしい。今の現状を福沢さんなら多分、「天は富の上に富をつくらず」と言うだろう。渋沢さんは、

「“論語と算盤”の両者は車の両輪のように、左右大きさが違うと未来に向かって進めない」と、

1世紀前に説いている。大谷翔平選手も「論語と算盤」を教訓としているとか。習近平さんも大先輩、孔子の論語を読みなはれ。

菅人気さがれど受ける野党なし


 菅内閣の人気はガタ落ち。毎日新聞の世論調査では、内閣支持率は「支持」30%、「不支持」62%、新型コロナウイルス対策を「評価する」19%、「評価しない」が63%とある。しかし、不評の根は深い。

 菅氏は、前安倍政権の官房長官として「森友、加計、桜を見る会」などウソ八百の政治を助け、破綻したアベノミクスで「強きを助け弱きをくじく」政治を行ってきた。彼は、自民党の勝馬算術で総裁となり、「自助、共助、公助」を掲げたが、言葉は宙ぶらりんで100年に一度の困難を打開する政治、政策を打ち出せなかった。





大労組企業ファースト おカネだけ?


 仏教では強欲人間に「足るを知る」「忘己利他」と説き、石田梅岩は「富の主は天下の人々なり」という。ところで、大労組は大なり小なり企業と共に、雇用「調整弁」として非正規雇用をすすめ、彼らの多くがコロナ地獄に落ちている。

 今度は、「官制春闘」の如く政労使一体で、下請け孫請けに至るまで、正規雇用化に取り組むべし。

 根拠もなく、力づくで海も領土も自国のものという覇権主義中国には答えようがない。100人に聞いた。「住みたくないお国は」に「第一が北朝鮮、次は中国」の答えをもらったが、それで十分だろう。

 G7の共同声明で、「中国の人権侵害や覇権、サイバー攻撃など憂慮する」とした。同時に、世界のグローバル化で環境・感染症・核拡散等の対策をめぐり、対抗の一方で対話も求めている。だが、うまくゆくかな。





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