ある地方議会議員の軌跡

市民に押されて
市議会から府議会を
めざす


大阪府茨木市会議員   山下けいき(慶喜)



山下さんは学生時代から真面目に運動を
続けてきた市民派の市会議員です。
ご本人からこれまでの政治家としての活動を
語ってもらい、今後の意欲をお聞きしました。



鹿児島で生まれ、同志社へ、社会党へ、茨木市議へ


 私が生まれ育ったのは鹿児島県加世田市
唐仁原(現在は南さつま市)。東シナ海に
面している日本三大砂丘の吹上浜まで1キロ余り。冬になると海鳴りが聞こえてきます。
太平洋戦争の敗戦間際、この吹上浜の
松林に建設されたのが陸軍最後の
特攻隊基地となる万世飛行場。地元民に加えて
朝鮮人労働者、中国人捕虜合わせて
約1000名が建設に従事させられました。
200名を超す若者が特攻隊員として犠牲となり、
跡地には平和祈念館が建てられています。



 マラソンが趣味の私ですが、これは中学時代、
駅伝部だったことの延長です。中学時代、
南日本新聞を3年間配り続けた体験が
新聞奨学生の選択にもつながりました。
高校入試が始まる直前に顔見知りの
陸上部教師から「今から練習しとけよ」と、
陸上部に入るのが当然かのように
言われたことに反発した私は陸上部には
入らないまま。練習のきつさから逃れたい
気持ちもなくはなかったのですが…。



 陸上部に入らなかった私は帰宅途中にある
書店での立ち読みが日課に。水俣病、沖縄、
自衛隊、ベトナム戦争、大学闘争が
関心事になり、いつしか護憲の社会党支持に
なっていきました。中でも「討論日本国憲法」、
「沖縄―この恐るべき歴史と現実」、
「日本の戦力」が印象に残っていますが、
ヨーロッパの啓蒙思想から日本国憲法まで
の系譜に感動し、憲法をめぐる攻防や、
1%が99%を支配している世の中のしくみまで
学んだものです。立ち読みが護憲の政治へ
私を導くことになります。



 新聞奨学生として大阪の茨木に来たのが
1971年。高度成長、人口増の真っただ中、
「街が前年の大阪万博に合わせて整備され
一変した」と誰もが語っていました。その春に
闘われていたのが市長選と府議選、
そして知事選。すでに護憲の社会党ファンだった
私は大友康亘さんの府議初当選と、
社共共闘による黒田革新府政誕生に大喜びした
ものです。学生時代は茨木では社会党員として
活動、大学ではベ平連の集会とデモに
参加していました。卒業後に、
淀川キリスト教病院で2年間働いたのちに
馬場衆議院議員の秘書兼
社会党7区オルグとなり、その後、
翌年の府議選を闘う大友さんの秘書に。
そして私自身が1980年の市議補選で当選し、
以来11期の議員活動をスタートさせました。






市内、府内、国内どこでもでかけた

日常活動が私の基本運動


 政治的アピールをすることなく、地域行事や
駅頭でただ顔を出す議員が多い中で、私は
今の世の中でいかに弱者が切り捨て
られているか、権力者やその取り巻きが
自らの利益を優先しているか、
それを伝えることに力を注いできました。



 日常活動は小・中学校の行事、公民館役員
として夏祭り、体育祭、文化展など企画、
実施に関わっています。また住んでいる
住宅管理組合での役員や相談役的な
役割も担うことがあります。



 また障がい者団体との関わりは初当選から
今日まで続いており、日常活動、イベント、
対市交渉、議会発言で要望実現に努めています。



 政治活動としては茨木が半分、大阪、近畿、
全国での役職があることから半分は市外に
なっています。反自民、反維新の立場から、
共産党からリベラル保守の国政から
自治体までの選挙支援、また平和、人権、
反原発をテーマとして集会やイベント、
デモに参加しています。



 趣味のマラソンは大会への参加だけでなく、
毎年の反核平和の火リレー、反核平和マラソンに、秘密保護法、戦争法、共謀罪反対では
国会周回マラソンで参加者の激励にも
役立っています。



 このような住民や活動家までの付き合い、
加えて多種多様な情報発信に寄せられる
市民の意見から議会で取り上げるテーマが
出てくれば本会議、委員会で、それ以外のものは
役所への働きかけを行っています。



 情報発信としては私のブログ
「平和とくらし・茨木市議*山下けいきの日々是好日」
は簡単に検索できますのでぜひご覧下さい。
2006年5月から毎日更新して11年目になります。内容は日常活動、議会報告、日々の思いなど。
閲覧はこの10月現在で延べ465万回、
訪問者99万人、ブログランキング(ブログ村)で
関西1万3500ブログ中、10位前後と
人気ブログになっています。
Facebookは2011年11月にスタートし、
4450名の友達と交流、
twitterは6060名の皆さんにフォロアーに
なっていただいています。
これらの皆さんが私の活動を見守っているか
と思うと日々の活動にも力が入ります。
ホームページ「お元気ですか」は、
山下の活動や情報がつまった図書館です。



 ネットには無縁の人もあり、議会や
日常の活動を報告する「お元気ですか」
(B5で12頁)を年4回郵送、
現在355号まで発行しています。



 ネットでの発信や「お元気ですか」の発行は
結構大変で時間と労力が要りますが、
私の思いや活動を知ってもらい、またイベントにも
ご参加いただけたらと思いながらの発信です。




アクション



私の政治信条:それでも社会主義は負けてはいない


 左翼勢力の社会党が小さくなったのは
事実ですが、世界的にみればそうでもありません。お隣韓国では大統領の地位と権限の濫用で
失脚した朴槿恵の大統領に文在寅が選出され、
米国のバーニーサンダース現象、イギリスでは
ジェレミー・コービン率いる労働党が若者の
支持によって躍進しています。



 日本では小選挙区制や政党助成金の導入など
保守側の攻撃に耐えきれなかったわけですが、
実質1%の支配層が残りの99%の人々を
コントロールし、格差と貧困が拡大しています。
安倍政権が長期化する中で内閣、国会、
裁判所の三権分立は有名無実どころか、
三権集中となり独裁状況といっても過言
ではありません。内閣人事局は官僚の
生殺与奪を意のままに操り国民に奉仕すべき
公務員を私物化し、その力でマスコミさえも
忖度させています。



 原発や沖縄基地は明らかに世論の過半数が
反対ですが、その民意は無視されています。
民意を反映させるのは選挙を含む日常的な
市民と野党の共闘しかありません。
ミナセン(みんなで選挙しようの略)の動きもあり、
関西、特に大阪では市民と野党の共闘が
当たり前になっています。昨年の総選挙では
私の茨木を含む大阪9区で社民党の
服部良一さんが市民と野党の統一候補で
闘いました。来年の自治体選挙、参議院選挙、
大阪市長、府知事ダブル選挙も積極的に
共闘を進める以外にないと思っています。



府議会の安倍与党独占を崩したい



 大阪で目立つのが維新の存在。特異な
キャラクターの橋下徹氏が作った維新の党が、
全国的には殆ど壊滅的なのに発祥の地大阪では
まだ元気です。府知事、大阪市長をはじめ
自治体の首長を抑え、さらに議員も府議会
(定数88で40人)、大阪市議会(定数86で34人)で
定数の過半数近くを占めており、府内自治体でも
同様です。その数を背景に市営地下鉄を
民営したばかりか、安倍政権と組んでの
水道民営化、決着のついた大阪都構想を
再度の住民投票しようとしています。
しかし大言壮語で維新人気を作り出した
創設者の橋下氏自身が失敗と公言し、
所属議員の政務活動費の不正、公私混同、
パワハラ、セクハラが度重なり、しかも
安倍政権べったりで、一時の勢いはなく
退潮過程にあります。



 私は市議初当選以来、今日の11期に至るまで、
市議は天職と思うぐらい楽しく元気に活動
してきました。しかし維新の代表松井大阪府知事による大阪府政の劣化は著しく一市議に
安住するわけにはいかないと府議選立候補を
考えています。



 現在の大阪府議会の会派と議員数は40の
大阪維新を筆頭に、自民26、公明15、
保守会派2に対し共産2、国民民主党1と
なっています。私の茨木市も府議定数3を
維新、自民、公明の安倍与党が独占です。
茨木だけでなく大阪全体でごく少数になって
いるリベラル勢力をいかに頼りになる勢力に
強化していくかが問われています。
野党は自治体選での共闘も視野に入れ
各党の調整が進むと思われます。
既に社民党、自由党、新社会党が支援を決め、
立憲民主党、共産党へも要請。99%の府民の側に立って維新府政を正し、誰でも人間らしく
生きられる社会の実現、また地域では
立憲野党の精神で独裁化を強める
安倍政権と闘っていきたいと思っています。



安倍政治を許さない集会で


読者からいただいたメールを載せています。ご覧になってください。
編集部では皆様からいただいたメールには出来るだけお返事を
出すよう心がけています。

ご意見・ご感想はこちらまで!

ページトップへ