木々花々が萌え、いのち湧き立つ5月は、1年で一番輝ける季節。その風に誘われ、武庫川上流沿いのJR福知山廃線跡を歩いた。

 スタート地点、生瀬駅から武田尾駅へのコースは4・7㌔で所要時間は約2時間。途中には大小(413m~86m)6つのトンネルがある。各トンネルを抜けると、武庫川には奇岩巨岩をんだ急流がしぶきをあげ、みずみずしい新緑の若葉や、色とりどりの花々が咲く舞台が現れる。「ばんじゃくの宴」を開く人たちもいた。

 トンネルは「一寸先はヤミ」どころか、一寸も見えない沈黙の世界。懐中電灯で足元の枕木を照らし、その上をリズミカルに歩くのは無心の技。トンネルを抜ければまたトンネル。各出口の光が見える度に、ホッと生き返る。外の景色を見て深呼吸すると、つい「人間って、トンネル人生や」と思ってしまう。






 さて、尊敬する石牟礼道子さん(90)が2月10日、他界された。石牟礼さんは、チッソの被害者に終生寄り添い「水俣の人は、魚にも草、石にも神様が宿っていると思っている」と語り、チッソとの攻防で、「極限の状況を超えて光芒を放つ人間の美しさと、企業の論理とやらに寄生する者との、あざやかな対比をわたしたちは見ることができる」と述べている(「苦海浄土」)。

 さて「全てに神が宿る」なら、見とれる野の草木にも生命の美しさを感じる。また「人間の美しさと、企業論理とやらに寄生する者との対比」というなら今、「森友・加計」をめぐる安倍首相と、彼を取り巻く連中に「権力の論理にしがみつく人間の醜さ」を感じてしまう。





 さて安倍首相はモリカケ決裁書改ざんをめぐり、各所で「徹底的に調査し、うみを出し切る。信なくば立たず、これは政治の基本だから」と語っているが、多くがその晋三(心臓)発言にびっくり。

 「ウミはあんたでしょうが。ウソ八百で、罪を他へ押し付けても、もう国民の信はない。議員に立つな」という人が多い。

 ところで、自民与党の支持は急落したが、野党の支持率は増えず、

「支持政党なし」が増えている。つまり、政治不信が増えている現状を野党は直視せねばなるまい。




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