大阪の川の
天神祭かな

 青木 月斗





お父ちゃんもガンバってます




花火と川渡御を見ようと徹夜で場所取りしたテント組。大川朝6時の風景




JR天満駅前で祭りの気勢大いにあがる





 大阪生まれの俳壇の巨星だった青木さん

(1879~1949)は、水都大阪の天神祭を

誇らしく歌っているが、今や堂島川の上には

高速道路が走り、多くの川は埋立てられて道路や

駐車場となったりで、「なにわ八百八橋」は

「ウソ八百」となりにけりである。

実に嘆かわしい限りだ。



 さて「7月の大阪は祭月」とか。大阪人は、

「暑おまんナ」と言えば「そら天神祭やさかい」と、

猛暑は祭りが連れてくるようにいう。

一方、祭が近づくと、周辺はコンチキチンの祭囃子

やギャル御輿の掛け声で、汗だくの人々を

「まつりや、まつりや」とかり立てるわけ。



 日本三大祭の天神祭は大阪天満宮の祭礼で、

その天神信仰は、天の神と菅原道真の怨霊が

結び合った
(みそぎ)で、水で(けが)れを洗い去る、

別名・天満
御祓(おはらい)祭とか(「日本大歳時記」)。

25日には
川渡御(かわとぎょ)が行われ、

御鳳輦
(ごほうれん)
を先頭に

行列が社殿を出て船に乗り、

堂島川を下って江之子島の

旅所(たびしょ)に入って還御(かんぎょ)する。

夜は、
船篝(ふなかがり)や花火が水面を染め、

その中を見物船やお囃子船が入り乱れ、川岸や

橋の上に鈴なりの見物客が、川面を見、空を

見上げて大歓声を上げるというストーリーだ。




 そこで「祭」って何んやろ?と国語辞典を引くと、

①「日をきめて神と人との交渉を具現する儀式

②政(まつりごと)=政治。
「古くは祭政一致だったから」とあった。

なるほど、時の権力者は、いつも自らの悪政の

ガス抜きに“祭”を利用するのだがと、

今のアベ一強の甘~い打上げ花火

(アベノミクス・改憲・共謀罪)に目くらましされ、

結果は「あとの祭」となったらアカンと思った次第。

今を生きる祭の見物客を撮った。


 


読者からいただいたメールを載せています。ご覧になってください。
編集部では皆様からいただいたメールには出来るだけお返事を
出すよう心がけています。

ご意見・ご感想はこちらまで!

ページトップへ